カッティングシートのデザイン
データの作り方注意点
その手軽さから、個人向け用途でカッティングシートを製作依頼する人も多い現在ですが、デザインの作り方に関しても、ソフトを持っていれば自宅で製作が可能となっています。
カッティングシートのデータ入稿には、主にADOBEのイラストレーターというソフトが使われます。イラストレーターを持っていて、デザインの作り方を理解していれば、トレースの料金分安く、かつ自分の作ったそのままのデザインのカッティングシートを作ってもらうことが出来ます。
さて、カッティングシートのデザインをイラストレーターで起こす場合の、作り方の注意を一点お話したいと思います。それは、文字データを必ず「アウトライン化」して入稿するということです。
イラストレーターのデザインのデータは線や図形の集合体としてデータが認識される「ベクトルデータ」というものです。しかし、その中で文字は通常の入力段階でその文字の形+フォント(書体)という風にデータ上では認識されています。その為、受け手側に当該フォントのデータがないと、文字の形の認識が出来ず、作ったデザインと違う文字が表示されてしまう事態が起こります。そのため、データ入稿の際には必ず文字を「アウトライン化」(図形として認識させる作業)して、入稿する必要があるのです。
これはカッティングシートだけでなく、データを入稿するときには必須の作業ですから、覚えておいて損は無いと思います。
カッティングシートの文字の限界値
カッティングシートはデザインの自由度の高い総植物で、様々な形や文字を入れて、様々なところに貼りつけて使えるオールマイティなツールです。さて、カッティングシートで文字列を貼り付けるという用途は、商用車・看板・ガラス面への案内表示などいろいろありますが、気になるのが文字の大小の限界値です。
小さい文字に関しては、カットの可能値から考えて20mm以上無いと難しいようです。また、ゴシック体と明朝体を比べていただければ分かる通り、書体によっても先端の細かさなどが変わってきますから、それに伴い限界値も変化します。もちろん、細かい方が限界値は大きくなります。
逆にカッティングシートで作れる大きい文字の限界は、狭義で言えばシートの長さ以内(一般的には1mくらい)ですが、貼り合わせて作ることも可能ですので広義に見れば限界は無いとも言えます。
カッティングシートの文字の限界値、参考になりましたでしょうか?
カッティングシート加工:プリンターを利用した手作業
カッティングシートは切り文字の装飾に抜群な性能を示しますが、プロッターが無いと切り取りには技術がいります。そこで使えるのがパソコン用プリンターです。カッティングシートをそのままプリンターにかけても、色が載らないし紙が厚くて給紙すらままならない場合があります。ではどうやってプリンターを使ったらよいのでしょうか?
まずはカッティングシートで切り出したいデザインを、プリンターの用紙で出力します。そして、その紙をのりなどでカッティングシートに貼り付けた上で、デザインどおりにはさみやカッターでカットすればフリーハンドで切り出すよりもかなり上手に切抜きが出来ます。カッティングシート自体ははさみやカッターで自在に切れますので、難易度は高くないと思います。プリンター出力の際の注意は、あまり細かい文字、デザインは技術的にも強度的にも難しいので避けたほうが良い、という点です。
文字の切り抜きの際はリタックシートという転写用シートを購入して使用すると、位置のずれが無くなります。
切り文字作成の参考サイト
カッティングシートで切り文字を作成しようと考えたとき、悩みどころのひとつが書体ではないでしょうか?カッティングシートの切り文字に関しては、大抵様々な書体に対応しているものです。しかし、その書体を選ぶのも、一苦労ではあるのです。
カッティングシートの販売サイトの中で、「LOGOPLUS」というサイトが切り文字の書体決定の際の参考になると思いますので、紹介します。
それほど細かくカッティングシートの切り文字書体について書いているわけではありませんが、横組みも字が似合う洋風書体ではポップ書体・創芸体・まる文字、縦組みが似合うものでは相撲書体や勘亭流書体が紹介されています。合わせて書体のサンプルが載っていますので、イメージしながら書体を推敲することができます。
カッティングシートは完全オリジナルデザインも良いですが、書体の種類と特性を知って利用できるところは利用していくのも、手軽にかっこいい切り文字をするコツのひとつだと思います。
カッティングシートと色の関係
カッティングシートと色について、ここではお話したいと思います。
カッティングシートには非常に多彩な色のバリエーションがあります。それはと言うのも、カッティングシート自体に着色するのが難しいからです。最近ではスコッチプリントと言うシステムでカッティングシートに近しい素材にカラープリントを施す技術も出てきていますが、個人使用レベルでは淡色のカッティングシートを重ね貼りによって2色構成にするぐらいがせいぜいです。
さて、話は少し変わりますが、切り文字やロゴ貼りつけでカッティングシートを選ぶ際には、好きな色ということの他に、貼る下地の色も考慮に入れることが大事です。当然ですが、暗い色の背景に黒系統のシートを貼っても目立ちません。ガラスに貼る時も、黒系統は目立たず白が一番浮き立ちます。色の相性も重要ですので、トータルで仕上がりを考えることが重要です。
取り止めの無いカッティングシートの色についての話ですが、なにか参考になる点はございましたでしょうか?